歯周病と全身疾患の関係を知ろう | 札幌東区東苗穂の歯科・歯医者よな歯科クリニック

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歯周病と全身疾患の関係を知ろう

こんにちは。

札幌市東区東苗穂のよな歯科クリニックです。

今回は、歯周病と全身疾患の関係についてご紹介します。

歯周病は、歯と歯ぐきの間に細菌が繁殖し、歯ぐきや歯を支える骨を破壊していく病気です。単なる口の中の問題ではなく、実は全身の健康にも深刻な影響を及ぼすことが分かっています。2010年以降、歯周病が合併症を引き起こす可能性があるという研究が数多く発表され、その危険性に注目が集まっています。

 

歯周病が全身に与える影響
歯周病の主な原因となる細菌は、炎症を引き起こすだけでなく、血流を介して全身に広がることがあります。以下は、歯周病が引き起こす可能性のある全身疾患の一例です。

・呼吸器疾患
歯周病菌が肺に取り込まれると、肺炎や喘息などの呼吸器疾患を悪化させるリスクがあります。特に高齢者や免疫力が低下している人は注意が必要です。

・心血管疾患
歯周病菌が血管内に侵入すると、炎症を引き起こし、動脈硬化を促進します。その結果、心臓発作や脳梗塞のリスクが高まるとされています。

・糖尿病
歯周病と糖尿病は相互に影響を及ぼす関係にあります。歯周病による炎症は血糖値を上昇させ糖尿病を悪化させる一方、糖尿病患者は歯周病にかかりやすくなります。

・早産・低体重児出産
妊婦が歯周病を患うと、炎症物質が胎盤に影響を与え、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があります。

 

歯周病を予防するには

・毎日の正しい歯磨き
歯と歯ぐきの間を丁寧に磨くことで、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を除去します。歯間ブラシやデンタルフロスなどのツールも活用しましょう。

・定期的な歯科検診
歯科医師や歯科衛生士による定期的な検診とクリーニングは、歯周病の早期発見と予防に効果的です。

・健康的な生活習慣
バランスの取れた食事、禁煙、十分な睡眠など、全身の免疫力を高める生活習慣も歯周病予防に役立ちます。

 

まとめ
歯周病は単なる口の病気ではなく、全身の健康に大きな影響を与える可能性があります。定期的なケアと予防を心がけることで歯周病によるリスクを低減し、健康な生活を目指しましょう。